バナナ 国産

バナナのこだわり

 バナナは栄養価が高く大変美味しいフルーツの一つです.

 フィリピンをはじめ多くの熱帯地域から,日本に運ばれてきます.この運ばれる過程でバナナに病気が出ないよう様々な処理がされます.このポストハーベスト問題に消費者の関心が高まり,個別コンテナ輸送など,消費者の要望にこたられるように日々進歩しています.また,熱帯の小さな村や農園を支援すべく,大規模プランテーション以外からもさまざまなバナナが入ってくるようになりました.これらのバナナは日本の豊かな食卓を潤す欠かすことのできない食材です.

 私たちのガーデンでは,より新鮮なものを皆様へという思いから,ここ熊本で栽培を始めました.もちろん,化学農薬や化学肥料は一切使いません.

 しかし,熱帯の作物ですから,栽培にはいろいろと苦労が付きまといます.私たちのもう一つのポリーシー「環境や人に優しく」という観点から,化石燃料を使った冬場の加温をせずに,栽培に取り組んでいます.

 そのため,収穫まで2年の歳月を必要とします.おまけに収量もそれほど多くありません.

 しかし,安全で安心,人にも地球にも優しく作ることの大切さを肝に,皆様にバナナをご提供したいと考えています.

 

 

Blue Java Bananaの最上位葉の様相
Blue Java Bananaの最上位葉の様相

新品種の導入

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ミワズガーデンでは3品種バナナを栽培していましたが,

本年より新たにBlue Java Banana(IceCleamBanana)を導入します.

2009年から熊本の無加温の環境で栽培できるかを検討してきましたが,本品種は結構耐寒性があります.ガーデンで栽培しているDwarf Cavendishより確かに強い.

これまで施設の関係上,あまり大きくなるものは栽培できないという問題がありました.しかしそれもあっさりと片付いたので今年から本格的導入することにしました.

 

 なんたって,ミワズガーデンはバニラのガーデンですから,バニラ臭があると言われているこの品種を栽培しないと言う手はないですよね.

 ちなみに,2年間の観察結果を簡単に紹介すると,本年(1月29日現在)及び2011年の冬季のガーデンの露地の最低気温は-6℃,氷点下になった日数は本年28日,2011年50日(2010年12月から2011年3月).バナナ用無加温ハウスの今年度の最低気温2℃(2日),1月の最低気温の平均は4.8℃.

1月29日のバナナ2品種(株の大きさ展開葉数などが比較的近いもの)の最上位展開葉の色を比較すると一目瞭然(文章の上下の写真を比較して下さい).

Blue Java Bananaは熊本の冬を越すのに十分です.現在生産しているCavendishよりもダメージもなく・・・・

 

今年は,新品種も初収穫できそうです.

Dwarf Cavendishの最上位葉の様相
Dwarf Cavendishの最上位葉の様相

今年のバナナ 2012年9月

昨年暮れから今年にかけて大きく冷え込んだ影響か,バナナの開花予定が1月以上も遅れてしまいました.

しかし,暑い夏のおかげ?で,バナナの花が今頃花盛りです.

収穫までには秋も深まり気温が足りなくなるので,あまり豊作とは言えませんが,とりあえずはひと安心.

収穫した三尺
収穫した三尺